中小企業の経営課題や改善策を抽出する「企業診断」モデルⅡ <業務プロセス編>

(2019年3月11日)


【モデル開発の背景】

 

 昨年、ITC札幌有限責任事業組合では、以前ITコーディネータ協会で提供していた「IT経営成熟度診断ツール」の見直しを実施し、ITコーディネータが容易に企業のIT経営成熟度を評価できるようなツールを提供した。

今年度は、「IT経営成熟度診断ツール」については、中小企業が自ら診断可能なツールとして完成度レベルをあげるとともに、並行して、昨年着手できなかった「ビジネスプロセス」部分に対し、ITコーディネータが利用できる「ビジネスプロセス診断ツール」を作成した。

 元となったものは、ITコーディネータ協会が提供していた診断ツールであるが、提供から15年が経過し、ビジネスプロセスに対する考え方が社会的に変化していることを鑑み、適宜修正を行い、特に<情報収集や学習のポイント>はできるだけ最新の情報を提示した。

 また、自社の強み、弱みが判るビジネスプロセスレポート(成熟度グラフを含む)を追加した。

 

【目的・ねらい】

 

 「IT経営成熟度診断ツール」と併せ、「ビジネスプロセス診断ツール」を利用することにより、自社のポジショニングをより具体的に把握し、今後の課題と方向性が分析できるようにした。

 今回提供の「ビジネスプロセス診断ツール」は、小規模~中堅製造業をモデルとしており、今後他業種向けのビジネスプロセスも準備する予定である。

 

【利用にあたっての同意事項】

 

本企業診断モデルの利用にあたっては、以下の点に同意が必要です。

 

①本モデルの再配布を禁止します。利用する場合は本ホームページより最新版をダウンロードしてください。

 

②本モデルは、推奨サンプルであり、本企業診断モデルを利用したことによって万が一損害が生じた場合でも、ITC札幌有限責任事業組合は、一切の責任を負わないものとします。

 

③本モデルの利用に際し、誤字、脱字、記載ミス、記載洩れ等の、不具合を発見された場合は、速やかに以下の連絡先に通知するものとします。

 

【利用説明】

 

本診断シートは、ITコーディネータが診断結果を記入するような利用方法を前提としています。

 

診断は、①マーケティング②既存ビジネスの拡大③新規ビジネスの拡大④顧客対応力⑤新商品開発力⑥オーダメード品生産力⑦リピート品生産力⑧取引先とのデータ連携⑨企業間連携力の9項目について、ヒアリング等を通して各項目毎に成熟度を診断し記載します。

 

また、成熟度を決めた理由を「成熟度根拠」に記載します。

 

次に、成熟度が低い項目や診断先企業が経営課題と考えている項目について、成熟度を上げるための(重要な)ポイントを記載します。これは、現在のレベルと目標とするレベルにより違ってきますので、課題解決につながるツール類を参照しながら、診断を行うITコーディネータが、過去の経験等を参考にアドバイスしてください。

 

診断終了後、大分類毎の成熟度レベルは自動集計されます。

ITコーディネータは、「レポート」中の全体総評、大分類毎の評価欄に診断結果を記載し、診断結果と改善方法を企業に説明します。

 

 

 

【本モデルへの不具合の報告・質問・要望先】

 

ITC札幌有限責任事業組合 インフォメーション



 

以下よりダウンロードしていただけます。

 

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中小企業の経営課題や改善策を抽出する「企業診断」モデルⅡ
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中小企業の経営課題や改善策を抽出する「ビジネスプロセス診断」モデル
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